あらすじ

2100年ごろ、田んぼと山にかこまれた町、せせらぎ町。人は、言いたいことを相手に直接言わない。肩のあたりに浮かぶ手のひらほどのロボットが、言葉を整えて、相手に届けてくれる。それが、この時代の思いやりで、礼儀。

12歳のよし子は、ひいおばあちゃんが取っておいた古い紙の少女漫画を、こっそり読んでいる。漫画の中の女の子は、自分の口で気持ちを伝える。

放課後の校舎裏。みなとの告白に、よし子のロボットが先に答えた。「いま、よし子さんは、体温が〇・四度上がっています」

登場するもの

よし子 — 12歳の中学生。紙の漫画が好き。

よし子のロボット — 一人に1体ずつ付いている、手のひらほどのロボット。体温や心拍から、気持ちを言い当てる。

黒猫のぬいぐるみ — よし子の部屋にいる。

みなと — 同じクラスの男の子。

作品について

ロボットカーニバル AIフィルムコンテスト(ロング部門)応募作品・制作中。尺は約15分の予定です。